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第二回 有名作者になるためにすべき作者的活動

を、書くと前回予告した。
大体の人間は予告をした時点では次の事など一切考えていない。
私も多分に漏れなかった。なので今日まで随分と悩み続けてきたのだ。

というのも、私があなた方に教えられることなど何も無いのである。
これは当たり前の話で、そんなものがあれば私はとっくにブーン系を捨ててプロになっている。
四年以上もこんなところにくすぶり続けていた人間が作者としての行為を心得ているはずがない。

ところで前回私は『コネをつかめ』というようなことを書いた。
そこへコメント欄にこんなコメントがついた。一部を抜粋しよう。

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ブーン系の繁栄を望むなら身内だけの馴れ合いもやめて初心者も入りやすいように広く門戸を開け

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ネットのどこに門戸があるのか、こいつはもしかして馬鹿ではないのか、などと言いたいわけではない。
私が今回取り上げたいのはこの部分である。『身内だけの馴れ合いもやめて』……。
とんでもない話だ、と思う。何故なら、馴れ合いをすればするほど面白い作品が書ける、と信じているからである。

こんなことを書くとまた非難を浴びるのである。しかし誰も書かないなら私が書くしかない。
VIPで馴れ合いは禁止――そのとおり。だからVIPじゃなくブログやTwitterの話としておく。

それでさえ限りなく黒に近いグレーと言われるかもしれない。
しかしいちいち気にしていたら書けるものも書けない。だから書く。

その前に断っておきたいのは、これは私の場合の話である、ということだ。
何だってそうだが、万人に適用される法則などは有り得ない。
貴方が馴れ合いをすることによって作品が書けなくなってしまっても、責任は負えない。ご容赦願う。

さて、私は以前ブーン系の枠を借りてネットラジオというのをやっていた。
今では信じられない事だが、週に一度様々な作者や読者が登場して夜中に五時間ばかりラジオをしていたのだ。

大体それは夜の十時に始まる。終わるのは『飽きたとき』だ。これが大体三時。遅ければ朝の六時にもなる。
当然夜中だから真っ暗である。放送を終えれば即眠れるように、電気は消してある。
ディスプレイの明かりだけが煌々と輝いている。一種異様な光景だ。

ところで私は怖がりである。どれぐらい怖がりかというと、怖いコピペでトイレに行けなくなるぐらいである。
怖がりであるがゆえ、よせばいいのに暗がりにいると色々な妄想をしてしまう。
今振り返ったら変な顔があるんじゃないか。鏡に何かが映るのではないか。などなど。

ちなみに、これを書いている今も余計な妄想をしてトイレに行けなくなっている。アホである。

そんな怖がりである私がもっともよくした妄想が、「イヤホンから音が聞こえなくなったらどうしよう」だった。
夜だから当然他の音は無い。聞こえるのはイヤホンを通して聞こえる喋り声のみ。
これが急に聞こえなくなったらどうなるか。それこそ半端無く取り残された恐怖におののくことになろう。

そうして出来たのが『イヤホンの子ども達』だった。

勿論、『イヤホン』で含んだイメージはそれだけではない。
ラジオのために使っていたSkypeという通話ツール、これはまさに必須条件だ。
読んでいただくと分かるが『イヤホン』の小道具は携帯電話では駄目なのである。

『イヤホン』が面白かったかどうかはさておく。そんなことは私の一存では決められない。
しかし実際あれは得票数No.1だった(えっへん)のだから、それなりに説得力は持っているだろう。
馴れ合っていなければあの作品が生まれなかったのは、紛れもない事実である。

そして、馴れ合いによって誕生した作品は『イヤホン』だけではない。

一年ほど前からTwitterというものが流行りだした。ミーハーの俺はさっそく始めることにした。無論ブーン系で。
しばらく使っているうちに、色々な特性が見えてきた、気がした。それと共に面白くするアイデアも浮かんだ。
それが『夢の墓場』を書き出す切っ掛けとなった。あの物語ではTwitterが大きな役割を果たしている。

それより少し前、ブーン速の企画で品評会というものがあった。
品評会が馴れ合いかというと些か批判もあろうが、広義の意味で馴れ合いである、としておく。

品評会では各人が書いた5レス以内の短編を作者及び読者が批評・感想を書いていくというものだった。
その最中、やけに誤字脱字の指摘が多かったことが気にかかった。そして、それを逆手に取る方法を考えた。
出来たのが『誤字を待つ』という短編である。もっとも、これは作中でも書いた通り、試みとしては失敗している。

少なくとも私の直近の三作品は、馴れ合いなしには生み出されなかった。
だから私は、極めて個人的な範囲で、馴れ合いは非常に有意義なものであると考えている。

しかし、その場所がブーン系である意味は何か? その必要性は、果たしてあるのだろうか。
もちろんある、と私は思う。ここだからこそ、馴れ合う価値があるのだと、腰を引きながらなら主張できる。

ブーン系で馴れ合うメリットはいくつかある。

まず一つ目。馴れ合う相手がまた作者である、という点である。
現実世界で物書きを趣味とする人間を探すのは難しい。物を書いていても隠している場合さえある。
そこへくるとブーン系のアイデンティティーは作者・読者であるということに尽きる。探すのが極めて容易だ。

そして少しブーン系に居れば分かると思うが、作者というのは大抵頭がちょっとおかしい。
逆に言えば、頭がちょっとおかしくなければ作品なんて書かないのである。
そういうちょっとおかしな人達との交流は、必ず自分自身の脳へ良い刺激を与えてくれる。

二つ目。その場所がインターネット上である、という点である。
知っての通り日本のインターネット普及率は凄まじい。今や老若男女問わず誰もがネットサーフィンをしている。
これは数十年前にはなかった状況である。つまり、数十年前の作品には書き得ないシステムが目前にあるのだ。

ほんの少し手遅れかもしれない。しかし今でも小説におけるインターネットの普及は現実に追いついていない。
つまり、それだけ書く余地があるということ。現代を生きる書き手の責務と言っても過言ではない。
ブーン系で馴れ合えばネットと物語の共通課題――即ち、他者とのコミュニケーションがある程度見えてくる。

上記二つの理由を併せてみるとこう解釈できる。『馴れ合いにはアイデアが満ちている』。
私たちが小説を書くとき、或いは書きたい時に一番よく考えないといけないのがアイデア、つまり着想である。
これが天から降りてこないと書き出すこともできない。こないうちから書き出すと、これはもう碌な物ができない。

そういう場合、馴れ合いは貴方の着想のよきパートナーとなり得るだろう。
現実では有り得ない様な奇妙な交流が、貴方の頭に奇妙なイメージを膨らませるかもしれない。

かくも素晴らしい馴れ合いの世界! しかし当然否定的な意見も出てくるだろう。
実際馴れ合っている人だって、こうは思わないかもしれない。大体『馴れ合い』という言葉の響きがよくない。
罪悪感などをもつ人もいるかもしれないし、そういう人に強気に馴れ合いを肯定してかかるつもりはない。

先にも書いたとおりこれはあくまで私自身の意見だ。マジョリティの代弁ではない。
言いたいのは馴れ合いにも『書くこと』へのメリットがあるということ。
つまり馴れ合うことで得られた何かを小説に転換することは十分可能なのである。

だからといって、『馴れ合え!』と言っているわけではない。
ある程度は慎みを持つべきである。慎まないのは私一人で十分だし、後にも先にも二人目は要らない。
馴れ合わずともよい作品を書く人は大勢いる。貴方の適性がどちらなのかは、自信で判断せねばならない。

今回やけに自己弁護が多いのはある程度身の程を弁えているからだと解釈してくれると私としては嬉しい。

だが、我々は大抵が根暗である。コミュニケーション能力が不足していて、現実には友達も少ない。
彼女いない歴も長い。童貞である。世の中の大多数が知っているセックスが何かも分かっていない。
根暗のせいでバイトにも落とされる。就職が危うい。むしろ職が無い。部屋の隅にペットボトルが積まれている。

そんな我々が気軽に世間を知れるネット上は、知識や着想の餌場なわけだ。さあ、飛び込め!

ただし、私が馴れ合いを是とするには前提条件がある。
つまり、それによって得られるあらゆる物事を小説に転換する気があるか、ということだ。
その気がなければ、馴れ合いは書くことにとって非常に無価値で、無意味で、無益に堕してしまう。

無論単純に癒されたり同じ境遇で傷を舐めあうことはできる。しかしそれだけではちょっと勿体無い。
外部から避難されるというデメリットだけではない。作者としても大損である。

馴れ合いが悪とされてしまうのも仕方ない部分がある。
小説を書くということを忘れて馴れ合いを広めるとコミュニティ自体が潰れてしまうかもしれない。
借金と同じだ。ご利用は計画的に。無理な使用は周りを巻き込むことにもなる。注意しましょう。

それでは今回のまとめである。

馴れ合え! ……ばいいことがあるかもしれないけど保証はしないし文句とか言わないでね

以上。次回のことは未定とする。

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